ダーツにテイクバックはムダなのか?大内麻由美プロのフォーム考。
雪混じりの暴風雨で今日も大荒れですが、
ダーツには全くもって影響が無いのが素晴らしいところ。
インドアスポーツ万歳であります!
今日は3時間の練習を、
カウントアップでのウォーミングアップ以外、
ほとんどをクリケットのオンライン対戦に費やしました。
開始から荒れたダーツ。
矢の方向が定まらず、縦横に大きくブレまくり。
喜怒哀楽の果てに無心となり、Aフライト級のスコアが出てきた時、
テイクバックはいつもの半分以下で素早く矢を離し、
気合でダーツを押し込むような投げ方になっていました。
そんなにテイクバックしないのに的に矢は届きます。
投げているうちに、そもそも何でテイクバックするのか?
という疑問がわいてくるとともに、
ふと大内麻由美プロのフォームが頭に浮かんだので、それも交えながら考えてみました。
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■しっかり狙って気合で押し込むダーツ
矢を構えたらほとんどテイクバックをしないで、
そのまま矢を鋭く押し出すような投げ方が印象的な大内麻由美プロ。
2015PERFECT第12戦の決勝。
今季、PERFECTの決勝で、大城明香利プロと対戦することが多かった大内プロ。
二人のフォームはまさに『剛と柔』で対照的です。
ちなみに、数年前はもう少しテイクバックしてました。
大内麻由美プロの身長は約165センチ。
日本人女性の平均よりも背が高めですが、彼女の視界からは、ブルの位置はやや上に見えているはず。
矢をやや手前に構え、早くて見えないんですが、
頂点までには矢が手を離れているという感じなのかなと。
タイミングを一定にするため、投げる時に同じタイミング、リズムで投げている時の大内プロは好調です。
逆に、大事な局面でプレッシャーがかかると、表情にこそださないものの、
グリップが分からなくなるわ、体が固くなるわで、不調になる場面もよく見かけますが、
ピンチになると、逆に闘争心と気合が瞬間的に出て、
ブルにねじ込んでしまうあたりが、プロだなぁと感じます。
実際、大内プロはノーテイクバックではなく、3センチくらいテイクバックはしているそうですが、
モーションが小さいために、そのまま押し出しているようにしか見えませんでした^^;。
■テイクバックをする理由ってなんだろう?
ダーツも含めて、人は何か物を投げるということは、
持ったものを一回後ろに引いて、助走つけて、前に物を送り出す。
・・・という行動のことなのではないでしょうか?
ダーツの場合、一度引いて元の場所に戻ってくるまでに少なからずズレや狂いが生じてしまうので、
毎回同じ所(=はじめにセットアップした場所)を通るように投げるにはとても集中力を使います。
しかし、ダーツは、10歳くらいの子供の力があれば十分に的まで届くと言われているので、
成人なら、わざわざテイクバックで助走をつけなくても、矢が的まで十分届くものですし、
テイクバックしなければ、ズレを気にせず同じ所で矢をリリースしやすいのでは?
そして、もしかするとダーツにテイクバックはいらないんじゃないか?
むしろテイクバックはムダじゃないのか?
と動画を見ていて思ったのです。
■テイクバックすることのメリット
逆に、テイクバックをするメリットはなんでしょうか?
・構えた位置が悪かった場合、テイクバックで矢を引いた分で投げる位置を修正できる。
・肩など他の部位の力も使われて、テイクバックしないよりも楽に的に届く力で投げられる。
・物を投げる動作として自然。
ということが私の頭に浮かびました。
このブログでも、
自分にとって自然なフォームを見つけることが大事であることを何度もお伝えしているので、
テイクバックをしないのは不自然で、
普段言ってることと矛盾するんじゃないか?という事も同時に考えてしまいました^^;
■辿り着いた先は・・・
ノーテイクバックを実践してみると、思ったこととは違って、
リリースタイミングが難しく、どうしても力みが生まれてしまいます。
かといって、今までどおりのテイクバックもムダが多く、リリースポイントもタイミングも逸しやすい。
そこで、いつもの姿勢、構えをキープしつつ、
ユーミング後、5センチ(自分の気持ちの中では3センチ)引いてすぐに矢をリリース。
テイクバックしない分、ヒジが動きにくく、
同時にヒジの反動を利用して矢が鋭く飛んで行く感覚がしました。
リリースタイミングはスピード勝負で、
すぐ矢を離さないと失速して下に落ちるというデメリットがあるものの、
テイクバックによるムダを削ったことで、矢はブレにくく、真っ直ぐ飛びやすくなりました。
投げ方もプッシュ型なので、これなら試合で緊張しても気合で矢を押し出せるし、
テイクバック中に手や腕が震えて、
矢があさっての方向に矢が飛んで行くのもカバーできそうだという期待がこみ上げてきました。
というわけで、しばらく「5センチテイクバックによるプッシュ投法」を続けてみます(^o^)
今回、色々と考え(悩ま)させてくれた大内麻由美プロ、
ありがとうございました。今後の活躍を期待しています!
■大内麻由美プロフィール
名前:大内麻由美(おおうちまゆみ)(別名:MYM)
出身:神奈川県横須賀市
生年月日:1979/5/16
バレル:WAVE RIDER(DYNASTY)
⇒詳細
フライト:L-フライト ティアドロップ
⇒詳細
シャフト:Lーカーボン 190
⇒詳細
チップ:Lip point
⇒詳細
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2015-12-05 15:06
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共通テーマ:趣味・カルチャー
こんにちは、矢速命です!
大内麻由美プロのファンです。
テイクバックを引かない、、と思っている選手でもよく見ると微妙に引いている事が多い気がします。セットアップやテイクバックは自身の腕の振りをイメージする事や、リリースポイントのタイミングを計るためにとても重要なので、真っ直ぐゆっくり丁寧に引く事と教わりましたが、私は何一つ守ってません笑。
初めから腕を倒しきっているので、照準も合わせられないし腕の振りもイメージできません。目標に向かって感覚的に投げる感じですが、フォロースルー時の手の形と場所だけは意識するようにしてます。
本当は基本に忠実にやる方が良いと思いますが、試合でメンタルが押し込まれるとイメージも何もないので、今の所はこのスタイルの方がまだよいかな、、と判断してます。
福田さんが基本に忠実にご自身のタイミングを掴んでいく姿が記事から読み取れるので、ちょっと複雑な思いです。
・・・・やっぱり、周りの上級者達(嫁含む)の言う事聞いとけばよかったかな・・
またの更新お待ちしてます!
by 矢速命 (2015-12-08 14:36)
>矢速命さん
コメントありがとうございます。
基本、自分がいいと思っている投げ方を信じるのが一番大事だと思いますが、
前にこのブログで、3ヶ月で結果が出なければ変えてみるのもありなんじゃないかとも書かせていただきました。
全てを0から根本的に変えようとするのは、
大きなストレスだとおもいますので、
今のフォームのままどこかをほんのすこしずつ変えたり、工夫したりでいいんじゃないでしょうか?
今日も投げてきましたが、結局、集中と無心にまさるものは無く、
ゾーンに入っているときは、投げ方なんてのは2の次なんだと思うことが多々ありました。
by 福田福 (2015-12-09 00:07)