第2回 PERFECTエリアチャンピオンズカップ決勝 in 名古屋
◯北海道チーム VS 関東チーム (4-2)
北海道チームメンバー:石田絢也、畑野千春、森勇樹、高木静加
関東チームメンバー:知野真澄、樋口雄也、小野恵太、今野明穂
参加選手は、PERFECTの試合で決勝トーナメントを勝ち上がる強者ばかりですが、
とりわけ、関東チームは、
PERFECT個人戦では優勝経験者と決勝トーナメント上位者ばかりで構成された、
サラブレッドチームです。
前半の流れから、勝負は関東チームの圧倒的有利かと予想されていましたが、
北海道チームが、「砦」でも魅せた持ち前の団結力で、形勢逆転!
後半一気に4セットを取って、優勝を決めました。
決勝での最大の見どころともいえる、
関東チームを最後の最後で翻弄した変則的なクリケットとは、
どのようなものだったのでしょうか。
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■PERFECT エリアチャンピオンズカップとは?
⇒大会概要・出場選手の詳細はこちら(PERFECT公式HP)
"PERFECTエリアランキング上位者と、新人ランキング上位者でそれぞれチームを組み、
各エリア対抗の団体戦でチャンピオンを決定するカップ戦です。
2014PERFECTエリアランキング と 新人ランキング の男子1~3位の選手、
女子1位の選手に出場権が発生します。
”※上位選手が出場できない場合は、下位の選手へ出場権が移ります。"
(PERFECT HPより抜粋)
記事:
イケメンな上に、ダーツも強いなんて…!!(砦 2015)
でお伝えした「砦(とりで)」も選抜方法は違いますが、団体戦の一つです。
個人戦で優勝した選手が、決勝でも同じような強さを発揮できるとは限らない、
というところが団体戦の面白さです。
■策士、策にハマる!?
試合は、前半2セットを関東チームが選手したものの、
3セット目からは、北海道チームが怒涛の巻き返しで、一気4セット取って逆転優勝となった今大会。
第6セットの男女混合ダブルスのクリケット。
お互いが1レグずつ持って、3(最終)レグ目。(動画の1:13:50あたりから)
プロの試合はラウンド制限がないことが多いです。
そもそもレベルが高いので、数ラウンドで決着がつくことが多いです。
今回は15ラウンドの制限のなか、フルラウンドを使っての勝負となったのも印象的でした。
ダブルスで投げている男性は、関東チームの樋口雄也プロと北海道チームの畑野千春プロ。
樋口プロは、策士で相手が嫌がるダーツを投げるプレイヤーとして有名のようです。
独特なフォームで構えに入る、樋口プロ先制の20トリプル3本に対し、
北海道チームも19トリプル3本で返します。
お互いが接戦を繰り広げ、17,18の陣地で争っていたところ、
畑野プロが、高木静加プロに途中で15を狙うように指示している声が聞こえます。
解説も観ている方も、この時点では何の意図があるかは分かりませんでした。
13ラウンドまでには、北海道チームに15の陣地ができあがるも、
樋口プロが17で6マークを入れ、100点以上も差を広げます。
北海道チームは、畑野プロがどうにか17を閉めるにとどまります。
次のラウンドから、15を開けた効果が現れはじめます。
14ラウンド。残り6本。
100点以上有利の関東チームですが、
自分の陣地(16を開ける)を作るか、
相手の陣地(18と15)を閉めるかで悩み始めます。
今野明穂プロは、自陣を開ける方に動きました。
しかしこのラウンド16を1本、シングルしかHITせず。
対する高木プロは、18を3本5マークで約30点差まで縮めます。
最終ラウンド。
樋口プロ、かなり悩んでいる様子。
点数差があまりないため、相手陣地クローズにもいけない状況ととらえているようです。
解説の言葉を借りると、
・強気ならカット(相手陣地を閉めること)
・弱気なら加点(16を開けて加点)
このセットを落とすと北海道チームの優勝が決まるため、
このラウンドの攻め方は大事とあって、樋口プロは余計に悩みます。
畑野プロが、15をオープンしたのは、
・18をカットされた時の備え。
だけでなく、
・最終ラウンドに向かって相手が攻め方を悩むことで、集中を削ぎ、ミスを誘う。
という意図もあったようです。
「弱気」に加点にいった樋口プロ。
最初の2本4マークで、16点を加点したものの、
3本目は、前の矢にはじかれ、まさかのアンラッキー。
策士と呼ばれた男が、もう一人の策士に見事にハマりました。
最後は畑野プロが18を7マークし、逆転勝利での優勝となりました。
■次世代のクリケット戦略!?
変則的なクリケットを仕掛けた畑野プロの作戦がみごとに成功した決勝。
最後にとてもおもしろい試合を見ることができました。
15を入れ始めた時は、カットにも加点にも行かなかったので、
何の意図かわからないというところが、
畑野プロが言う、
「次世代のクリケット」らしいです。
決勝でこの作戦を実行できたのは、
・3対2で有利だったこと
・クリケットを落としても3対3で、 好調の森・石田プロが後に控えていたこと
があったからだと言っています。
うーん、お見事!
優勝カップは銅製で、持ち回りだそうですが、
カップには来年はどのチームの帯がつくのでしょうか?
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2015-09-18 01:02
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